お盆の鎌倉は渋滞が予想されるので先週水曜日にお墓参りに行った。
大船で義父達と待ち合わせ車で鎌倉墓地へ。
娘はおじいちゃんに会えて大喜び。
草がぼーぼーになっている。あーしばらく来てなかったからだ。あーこんなになっちゃって。
じりじり日差しの中みんなでお墓の掃除。皆で手を合わせる。
すっきりした。ほっとした。あ~来れてよかった。
お墓にしばらく行ってない。お盆までにお墓参りに行きたい。お墓を綺麗にしたい。でもなかなかいつ行くのか予定がたたない。このままではお盆を過ぎてしまう。イライラがつのる。ここ1ヶ月ほどずっとこのイライラが続いていた。
お墓参りにいく3日前に娘が熱を出した。
午前中は近くの水浴び出来る公園で水遊び、滑り台でとまー暑い中良く遊ぶものだと。
お昼は外食。デザートのソフトクリームを食べ終わって「寒い、寒い」と言い出した。ずっと言っている。うるさい。
眠いから早く帰りたくて言ってるのかと思い、食事の終わっていなかった私は「寒い、寒いばっかり言わないの、まだご飯終わってないんだから」と怒った。「もう言わないから」
帰ってお昼寝して、買い物に出かけた。
元気の無さそうな顔なのでカートの子供椅子に乗せようとした。3歳の娘にはもう小さくなりつつある。足が挟まって上手く座れない。泣き出した。ずっと泣いている。
「泣いてばっかりいないの」と怒った。
自転車に乗せようとして抱き上げやっと気付いた。
昼寝から後なんだか身体が熱いかもと思ってたけど、熱だ熱が出てるんだ。
帰って計ると38,8度ある。
あ~なんてこと。寒いは悪寒だったんだ。
ごめんね。ちゃんと言ってたのにね。
聞こえてたのに聞いてなかった。
何でも言うようになった娘。娘が言う事に頼るようになった。赤ちゃんの頃の暑いんじゃないか、具合が悪いんじゃないか、お腹すいたんじゃないかとずっと気を配って注意を払っていた母はもういない。
そして成長していく娘は自分の都合のいいようにも言ったりもする。私の都合に合わなかったりもする。今のは聞けないな、違うなと判断したりする。
夜には39,2度まで上がる。お腹も痛いと。
頭は冷やし身体は冷やさないように。次の日の夕方やっと37,4度、翌朝は平熱に。
これならお墓参り行けるかな。
私は「あんずが夢に出たらいいな」とお墓参りの前夜話しながら寝た。
翌朝「あんずちゃんが夢にでてきたよ」と言う娘。
ホント?
妄想の世界に友人がいる娘。ココアちゃんとアリアちゃん。すべてを真実ばかりと聞いているといちいち「え、それ何、どうしたの」となる。でも私は「そうなんだ、そうだよね。病気なんだ。はやくなおるといいね」
こういうことが日々の会話の中で流れていく。
あんずの夢の話も「ほんと?」じゃなくて「いいな~。お母さんの夢にはちっとも出てきてくれない、出てきて欲しいな」でいいんだよな。
「お母さんの夢にもでてきたよ」と言えたら出てくるのかもしれない。