ペチョと公園で遊んでいると、砂や砂利を手渡される。どうも上からさらさらとやれということらしい。多分最初は私がやったんだと思う。今では公園に行くとやってくれと言う。
さらさら。それをぺちょが下で受け止める。片手や両手で。それは結局地面に落ちてしまう。
ぺちょが受け止めた砂をさらに私の手にさらさらとやるときもある。さらさらさら、ひたすら繰り返す遊び。
イメージが先行し過ぎ。刺し子をする手が止まらなかった。糸を何本か抜いた。それでも多い。
私が産後3ヶ月で産後うつになった時、あんあんが亡くなったとき、私の手から何かがさらさらどろどろとこぼれ落ちるイメージが頭から離れなかった。
さらさらバック
帆布、コットン、刺し子糸、綿麻糸、妊婦の時着ていた服
赤いさらさらバック
オックスフォード、コットン、刺し子糸、ボタン糸、タコ糸、綿麻糸、妊婦の時着ていた服
赤い布で作った。上に乗せる糸も映える色が違う。使っていて新鮮。
刺し子のさらさらも丁度いい感じ。糸も細いボタン糸を使って刺し子糸の太さと変化が出た。
私の手から何かがさらさら流れ落ちても、ペチョが受け止めてくれる。
私の頭の中のイメージは変わった。
中はこんな感じ。初めて裏地にコットン入れてみた。裏地の色がちらりと見えるのが気に入っている。