四辻藍美さんのアイヌ刺繍展に行ってきた。代官山の無垢里さん。
藍美さんの作品はプランターコテッジで3回の作品展を見させて頂いた。別の場所では初めて。無垢利さん何年前からか行きたいと思いつつ今回初めて来れた。
白糸の網のような縫い方(なんというのでしょうか?)とても美しい。網目の世界に滑り込んで行きそう。引きつけられる作品は指や手のひらで触りながら愛でていく。
プランターコテッジの1回目は最初にアイヌ刺繍を見たときの感動が蘇り、身体の中に残る記憶みたいなものがふつふつと沸き起こってきた。着物に袖を通させた貰ったときは包まれて守られてると心が熱くなった。
2回目は2人の子供を出産してどうしても藍美さんに会ってもらいたいと連れていった。心が弱っていた時だった。連れて行くだけで精一杯だった。感覚も弱りはて作品を感じることも出来なかった。
3回目はすべての作品が力をもって私に迫ってきた。そして宇宙の中に吸い込まれた。そして自分の感覚が戻りつつあると感謝の気持ちで一杯になった。娘と毎日体感しに出かけた。囲まれ守られるエネルギーの中にいるのが心地よくその力によって私の中の眠っていた細胞みたいのが起き上がってくる感じがした。
4回目元気な身体で代官山に行けた。初めての場所でそわそわして気がそれている自分がいた。身体が元気で頭が忙しく働きまくっているこの頃。頭が感じる力を弱めている気がした。頭の中をすっきりさせて作品に向かいあえるようになりたい。
来年のアイヌ刺繍展では何を感じるんだろう。藍美さん力強くやさしい作品をありがとうございました。