8月28日、五日市でヨルイチがあるよと聞いた。以前五日市の真木テキスタイルの工房を訪ねた時、川があって、娘と川遊びしたいなと思ったのを思い出す。
市は16時からだそう。朝から行って川遊びして、少し市をのぞくのもいいな~。よるいちってどんな感じなんだろう?
週末の朝になると娘が「今日はどこにいくの?」「電車に乗ってどこか行こうよ」と私が決めるまでず~っと言い続ける。家にいると暑いしつまらないので機嫌の悪い娘。こういうのが夏ばてというのか、だるくてやる気がでないのでごろごろしている私に付きまとい言い続ける。こちらもイライラして2人の間に朝からけんか続く。
さっさとどこに行くか決めて出発した方がいい。
昼には川に着いて、川で初泳ぎした娘。私が腕を持って「足をばたばたさせて」でばたばたばた。河の流れも手伝って体が浮きちょっと泳いだ感じになる。
川から上がってすぐの店でアイスを食べていると子供神輿が通る。「お菓子もらえるかな」と娘。
そうそう去年、お神輿に出会うと必ず駄菓子をもらっていた。
4時から始まる市を見ようと駅の方に行く。
大きな赤い布に墨で書いたような字でヨルイチ。街道沿いの店に下げてある。そして歩道にそって行灯。
開会式は地元高校生の和太鼓。すべて街の人の手作りの感じ。
自分の店の前で氷屋さんのカキ氷、駄菓子やの前でびっくりボールすくい、和菓子やさんの前で冷たい甘酒、隣の麹やさんの麹で作ったとか。総菜屋さんのコロッケ。肉屋さんのフランクフルト。
でもでも私のお財布の中は寂しい。お金の下ろせそうなコンビニを探すも見付からず。
まず案内所で何をやってるのかなとチラシをもらうと駄菓子もいっしょに渡された。え~もらえた。
チラシをみるとお金をかけずに楽しめるとこがあるみたい~
古道具やさんの横の路地を入ると骨董市をやっていて、甘茶のサービス。郷土資料館横の茅葺の農家屋では地元の中学生がお琴演奏。外では小学生が野点をやっていてお抹茶とお手製キナコ餅のサービス。
近くの温泉が大きなお風呂を持ち込み足浴サービス。
そして行ってみたかった
黒茶屋のカフェ糸屋ではお茶を飲むとおやきサービス。他のおやき屋でも買って食べてみたが、この辺りのおやきは今まで食べた長野あたりのおやきとはまったくの別物。固い皮。
外に出ると外は真っ暗。
駅から黒茶屋あたりまで30分ぐらいの道のり。近くの神社では裸電球で明かりの下で民謡や演歌が。河内音頭や佐渡桶さ。氏子のおじさんたちは神社の中に腰掛、地元のおじさんおばさんがじゃがんで遠巻きに聴いている。
白いワンピースの娘が踊りだす。振り付け自己流。ひとしきり踊った後、氏子のおじさんに半紙に包んだおひねりをもらう。娘はそれでプリキュアのバンドエードとカキ氷を食べたのでした。
もう遅くなったから帰らないとと駅に向うが駐車場の辺りではジャズライブ。まだまだ帰れない。
浴衣姿の女の子達がヨルイチと書かれた赤い提灯を下げて歩いている。ああいい感じ。街道沿いは街灯と行灯とお店の明かりだけなのだけど、それでも明るい。もっと暗かったら提灯が映えるよな~
来年は浴衣に提灯で歩いてみたい。